ドローンによるオルソ画像制作

高知官材ではドローンを活用したオルソ画像の制作を承っております。

このページではオルソ画像の概要や具体的な制作方法を解説します。

 

オルソ画像とは

オルソ画像は『地上の物体を真上から見た状態に、傾きなくまっすぐ写るよう変換した画像』です。

言葉で説明すると難解ですが、同じ場所を撮影した単写真(加工なしの1枚の写真)とオルソ画像を比較すると違いは一目瞭然です。

通常1枚の単写真を撮影した場合、写真中央部では対象物が真上から見たようにまっすぐ映し出され、写真端部に近づくにつれて対象物が外側に引っ張られるように傾いて映し出されます。

単写真の外側が歪曲した様子を示す画像
これに対してオルソ画像は対象範囲全体を真上から見たかたちに映し出します。

※ 同じ場所をオルソ画像に加工しています。

単写真との比較用オルソ画像

上記2枚の画像をご確認いただくとわかるとおり、真上から俯瞰で見た状況を歪みなく正確に映し出したい場合は、単写真をオルソ画像に変換する必要があります。

このオルソ画像の技術は、身近ではGoogle Map等の地図情報サービスの画像地図などにも活用されています。

 

ドローンを用いたオルソ画像の制作方法

オルソ画像の制作にあたっては、ドローンのカメラを真下に向けて固定し、ドローンの位置を少しずつ変えながら連続して写真を撮影します。

※ 撮影枚数は数百~数千枚程度、対象物の広さによって撮影枚数も上下します。

オルソ画像の元となる単写真のドローン撮影位置を示す画像

前述したとおり単写真の中央部分は歪みの影響を受けることなく真上から見た対象物が映し出されますので、少しずつ撮影位置を変えた単写真の中央部分を接合部が目立たないように繋ぎ合わせていくことで、全体を真上から見たかたちに補正します。

少しずつ写真を接合(モザイク)処理していく様子から細かくは『オルソモザイク画像』と呼ばれることもあります。

 

フライトプランの作成

ドローンの操作は手動で行うこともできますが、品質を高めるため一定の規則で正確にドローンの位置を移動させながら撮影することが望ましいため、通常は自動飛行プログラムを組んで撮影を実施します。

自動飛行プログラムの作成にあたっては、ドローンの対地高度(航空法上の制限により149m以下で設定します。)やラップ率(隣り合う写真の重なり具合)等を考慮してフライトプランを決定します。

ドローンのフライトプラン作成中の様子を示す画像

 

画像解析によるオルソ画像の制作

現地で撮影した写真をPCに取り込み、専用ソフトにて画像解析処理を実施しオルソ画像を制作します。

 

オルソ画像制作のご依頼について

弊社では山林の現況や施業実行状況を確認するため、ドローンによるオルソ画像の制作を実施していますが、山林に関わらずお客様のご要望に応じてオルソ画像を制作させていただきます。

ご要望をご相談いただいた上で以下一連の作業を責任を持って実施させていただきます。

  • フライトプランの作成
  • 自動飛行によるドローン空撮
  • 専用ソフトによるオルソ画像制作

なお本拠は高知県となりますが、愛媛県香川県徳島県に出張撮影することも可能です。それぞれのエリアのオルソ画像の制作料金は以下のとおりですが、撮影対象の広さ等により料金が変動いたしますので、オルソ画像をご検討の際は撮影対象をご提示のうえお気軽にご相談いただければ幸いです。

高知県におけるオルソ画像制作料金

高知県内の現場でのオルソ画像制作料金は『132,000円~』となります。

愛媛県、香川県、徳島県におけるオルソ画像制作料金

愛媛県、香川県、徳島県内の現場でのオルソ画像制作料金は『132,000円~+交通費(高速料金・燃料費)』となります。

 
その他ドローンに関する業務内容につきましてはドローン空撮事業をご確認ください。